2015年08月20日
フライ vs テンカラ vs ルアー
渓流釣りを始めて30年ほど。
おおまかに分けると、フライフィッシング10年、テンカラ10年、ルアー10年ということになります。
さて、どの釣り方が一番釣れるのか?
これまでの経験をもとに私なりに検証してみたいと思います。
下のような流れがあったとします。
このポイントで魚を釣るとき、上記3つの釣り方の中でどれが有効でしょうか?
私だったら、フライを選びます。
なぜか? 理由を説明します。
まずはアプローチ。フライはかなり遠くからポイントを狙えます。
ルアーほどではないにせよ、テンカラよりはかなり有利です。
そして、ルアーに比べて、毛バリがナチュラルな動きをするため、食い損ないが少ない。
もし、食い損なっても、ルアーよりは再アタックの可能性が高い。
毛バリを変えるという作戦も取れます。
この程度の水深と水の透明度なら、フライが一番確実に魚を仕留められるでしょう。
ただし、フライは弱点も多い。
強風や降雨、濁りに弱い。
ウエットやニンフで釣ることもできますが、コンディションが悪いと極端に釣果が下がる。
ドライフライなんか1尾釣るごとにケアや交換が必要になるなど手返しが非常に悪い。
またキャストにはかなりのバックスペースが必要です。
フィールドが限られて来るんですね。
グッドコンディションでの一発勝負ならフライは有利ですが、さまざまな状況への対応力は低いのが弱点です。
その点、ルアーはキャスト時のバックスペースはほとんど要らない上、飛距離も一番出るため、かなりの小渓流から大河川までフィールドを選ばない釣りが可能です。
フィールドへの対応力はルアーが一番優れています。
また、魚へのアピールが強く、流れが強いところでも深いところでも狙えるため、大物が出る確率は他の2つの釣り方に比べて飛躍的に高くなります。
私の経験上、これは間違いありません。
ただし、最大の弱点、リアクションバイトであるため魚がスレやすい。
毛バリのように手を変え品を変えて魚をだますことは難しい。1~2投が勝負の短期決戦になりがちです。
どんどん歩いて距離をかせがなくてはなりません。
▲水深のあるところ、濁ったところはルアーが有利
ではテンカラはどうか?
フィールドや魚の状況がわからない中、一発勝負ではなく、一日を通じて最も釣果を上げようということであれば、私はテンカラを選びます。
水面直下という毛バリのポジション、ピンスポットを狙えるキャスティング、ナチュラルドリフトからアクションまでが自由自在、そして手返しの早さ…。
中小河川が多い日本の渓流において、最大公約数的な釣り方と言えます。
職漁師が選んだ釣りだけあって、最も弱点が少ないと感じます。
最大の弱点はキャスト距離が限られることと、流れている毛バリが確認しづらいこと。
視力だけではカバーしきれないため、手の感触も加えた、少し独特の釣りになります。
私も会得するまで少し時間を要しました。
▲こんな川はテンカラが有利。すみからすみまであらゆるポイントを探れる
一番釣れるなら、テンカラをやればいいじゃないか、と言われそうですが、もはやこの歳になると、釣れればいいというわけでもなく…。
今はベイトフィネスという新しいルアー技術にすっかりはまっています。
でも浅くて開けた瀬に出ると、「ああ、毛バリがあったら楽しいのになあ」と思うことも事実です。
▲こんな川は毛バリを打ちたくなります
おおまかに分けると、フライフィッシング10年、テンカラ10年、ルアー10年ということになります。
さて、どの釣り方が一番釣れるのか?
これまでの経験をもとに私なりに検証してみたいと思います。
下のような流れがあったとします。
このポイントで魚を釣るとき、上記3つの釣り方の中でどれが有効でしょうか?
私だったら、フライを選びます。
なぜか? 理由を説明します。
まずはアプローチ。フライはかなり遠くからポイントを狙えます。
ルアーほどではないにせよ、テンカラよりはかなり有利です。
そして、ルアーに比べて、毛バリがナチュラルな動きをするため、食い損ないが少ない。
もし、食い損なっても、ルアーよりは再アタックの可能性が高い。
毛バリを変えるという作戦も取れます。
この程度の水深と水の透明度なら、フライが一番確実に魚を仕留められるでしょう。
ただし、フライは弱点も多い。
強風や降雨、濁りに弱い。
ウエットやニンフで釣ることもできますが、コンディションが悪いと極端に釣果が下がる。
ドライフライなんか1尾釣るごとにケアや交換が必要になるなど手返しが非常に悪い。
またキャストにはかなりのバックスペースが必要です。
フィールドが限られて来るんですね。
グッドコンディションでの一発勝負ならフライは有利ですが、さまざまな状況への対応力は低いのが弱点です。
その点、ルアーはキャスト時のバックスペースはほとんど要らない上、飛距離も一番出るため、かなりの小渓流から大河川までフィールドを選ばない釣りが可能です。
フィールドへの対応力はルアーが一番優れています。
また、魚へのアピールが強く、流れが強いところでも深いところでも狙えるため、大物が出る確率は他の2つの釣り方に比べて飛躍的に高くなります。
私の経験上、これは間違いありません。
ただし、最大の弱点、リアクションバイトであるため魚がスレやすい。
毛バリのように手を変え品を変えて魚をだますことは難しい。1~2投が勝負の短期決戦になりがちです。
どんどん歩いて距離をかせがなくてはなりません。
▲水深のあるところ、濁ったところはルアーが有利
ではテンカラはどうか?
フィールドや魚の状況がわからない中、一発勝負ではなく、一日を通じて最も釣果を上げようということであれば、私はテンカラを選びます。
水面直下という毛バリのポジション、ピンスポットを狙えるキャスティング、ナチュラルドリフトからアクションまでが自由自在、そして手返しの早さ…。
中小河川が多い日本の渓流において、最大公約数的な釣り方と言えます。
職漁師が選んだ釣りだけあって、最も弱点が少ないと感じます。
最大の弱点はキャスト距離が限られることと、流れている毛バリが確認しづらいこと。
視力だけではカバーしきれないため、手の感触も加えた、少し独特の釣りになります。
私も会得するまで少し時間を要しました。
▲こんな川はテンカラが有利。すみからすみまであらゆるポイントを探れる
一番釣れるなら、テンカラをやればいいじゃないか、と言われそうですが、もはやこの歳になると、釣れればいいというわけでもなく…。
今はベイトフィネスという新しいルアー技術にすっかりはまっています。
でも浅くて開けた瀬に出ると、「ああ、毛バリがあったら楽しいのになあ」と思うことも事実です。
▲こんな川は毛バリを打ちたくなります
Posted by fu10gentaiga at 20:13│Comments(0)
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