4月7日は、日本各地で桜が満開。
あちこちで花見日和だったと思いますが、雪国越後ではナント、霰(あられ)が降っていました(゜-゜)
でも、自作ミノーのテストをしたかったので、冷たい雨と風が吹きすさぶ中、山へ出かけてみました。
私がミノーを作成する上で重要ポイントと思っていることが3つあります。
①浮力とオモリのバランス(どこにアクションの中心を持っていくか)
②流れを受け、かつ受け流すフォルム(動きの安定と、アクションの幅)
③リップの大きさと角度
①と②がだいぶ形になってきたので、後は③を詰めるべく出撃した次第です。
前回の釣行で、リップの形はおおむね決まったものの、角度を40度にしたところ、ダウンクロスで水面を割ってしまうことが何度かありました。
もう少しヘッド部分を抑えたいと思い、角度を35度にして、再挑戦してみました。
▲上が35度、下が40度
リップの角度はかなり重要で、私は冶具を使っています。
▲これを使うと、いつも同じ角度を出すことができます
▲5度刻みで冶具を作っています
たった5度の調整でしたが、しっかりとヘッドを抑え込むことができ、良いルアーに仕上がってきました。
私がこのミノーのコンセプトとして最重要視したのが、慣性スライドです。
これを生み出すために、「gijie」の平本仁さんのインタビューを参考に設計したところ、たいへん良い動きを生み出すことができました。
(著作権の関係もあると思うので、詳しいところは割愛させていただきます)
活性の低い渓魚は、ルアーを追うものの、なかなかヒットしてくれません。
ところが、慣性スライドをうまく使うと、ヒットに持ち込むことができます。
具体的には、追ってきた渓魚が帰ろうとした瞬間に、ルアーが水中で一瞬止まったところで魚がバイトします。
追っているときではなく、帰ろうと体を返したところでルアーに飛びつくので、お腹の部分、つまりベリーフックにフッキングします。
今回の釣行の、ヒットシーンを動画にしてみました。
講釈が多くて、長編になってしまっています(私の癖です。スミマセン)。
時間のある方は、ご覧になってみてください。
動画の3:45で、上記の狙い通り、魚が帰ろうとしたところでフッキングする様子が出ています。
小さくて、ぼやけていて見にくいので、大きい画面で見ていただけると分かるもしれません。
(喰いつくときの魚の態勢が私には理想的です。)
※なお、終わりの方では、試行中のボトム系ルアーのシーンも入れてみました。